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花粉症予防イネを栽培へ (東京新聞12/3)
コメを食べるだけでスギ花粉症を予防する効果があるとされる遺伝子組み換えイネの屋外栽培を、独立行政法人農業生物資源研究所(茨城県つくば市)が来春、計画していることが二日、分かった。 研究所内の農場で行う予定。 実現すれば、医療効果を狙った組み換えイネの屋外栽培は国内で初めてという。
「スギ花粉症緩和遺伝子組換えイネ」の原理を簡単に説明したい。 花粉症は、スギ花粉(アレルゲン、アレルギー物質)が人体の免疫細胞(細菌や異物を認識して攻撃する細胞群)にくっついてアレルギー反応(過敏反応)として起きます。 市販されている花粉症等の防止薬は、免疫細胞に原因物質がくっつくのをブロック(ふたをする)して、アレルギー反応を起きないようにします。 これと同じ原理で、イネ(米)の中に免疫細胞にふたをするものを作らせて、米(ごはん)を食べることによって体内に取り込ませ、杉花粉に反応させなくするというものです。
何が問題か? イネに、本来含まれていないものを作らせるため、遺伝子(DNA)を操作します。 その結果、目的物質以外の予期しない物質が生まれる可能性や免疫細胞へ目的以外の悪影響が生じる可能性があります。 もっと深刻なのは、遺伝子組み換えイネの栽培によって周囲の通常イネとの交配が起ることです。 花粉が飛ぶのを防げるでしょうか? 解決しなければならない数えきれない問題が残されているのが現実です。 今回のイネに限らず、「西洋ナタネ」の事例のように、我が国の遺伝子組み換え作物の管理の甘さは明らかです。 医療目的というスローガンで、研究者が興味本位で遊んで欲しくないですね〜(怒)
参考:スギ花粉症緩和遺伝子組換えイネの問題点